特徴1.二通りのパソコン技能学習方法

 パソコン技能習得訓練を取り入れている事業所は数多くありますが、障害の特性に配慮した二通りの学習方法を取り入れているのは、就労移行 A-Runだけです。自分自身に適した学び方を選ぶことで、効率的に安心して取り組めます。

① eラーニング学習「マナe」

A-Runでは、障害福祉の現場で開発されたeラーニングシステム「マナe」を導入しています。

 パソコン操作の基本からWordやExcelなどの事務スキル、デザインやプログラミングの専門スキル、ビジネスマナーやテレワークについてなど、働くうえで役に立つコンテンツを幅広く学習することができます。

様々なコンテンツの中から、興味関心のあるものを自由に選ぶことができます。自学自習のため、自分のペースで進めていくことができ、周りの人に合わせる必要がありません。

② サーティファイ認定試験対策学習

サーティファイ(Certify)認定試験とは、ビジネス能力、パソコン(Word・Excel等)のスキルを証明する資格検定試験のことです。社員研修や職業訓練などでも活用されており、履歴書にも記載できる資格です。

PC専門の外部講師と、障害支援専門のA-Run職員のダブルサポートで、手順書・手本・助言・手添え・配慮など、手厚い支援で学習と合格をサポート。

受験会場として認定を受けているため、普段練習している慣れたパソコン、お好きなタイミングで受験をしていただけます。

A-Runでは、障害福祉の現場で開発されたeラーニングシステム「マナe」を導入しています

 マナeでは、60以上の様々なコンテンツの中から興味関心のあるものを自由に選ぶことができます。自学自習のため、自分のペースで進めていくことができ、周りの人に合わせる必要がありません。

 パソコン操作の基本から、 就職に向けて必要なWordやExcelなとのOAスキル、 デザインやプログラミングなどの専門スキルまで幅広く学習することができます。

●マナeを使った学習の特長

集中力を維持しやすい

コンテンツはチャプターごとに短く区切られており、集中力を維持しやすい工夫をしています。

②実際に操作をしながら学べる

動画を視聴し、課題に取り組み、実践しながら身に着けていきます。

③ゆっくりわかりやすいナレーション

音声による解説は、専門用語をできるだけ使わずに、ゆっくりと説明しています。再生速度は調整可能です

音声だけでなく字幕があったほうがわかりやすい方のために、字幕表示を選ぶことができます。

こんな方におすすめ・・・
 ・集団行動が苦手なので、1人で取り組みたい ・なるべく人と話すことをせずに学びたい ・マイペースで(ゆっくり・速く)おこないたい
 ・とにかく様々学んで興味関心の幅を広げたい ・自分には何ができるのか?を知りたい ・資格はなくても良いから、技術を学びたい
 ・資格は持っているが、復習として利用したい ・質問が苦手なので、自分で調べながら進めたい ・聴覚障害があるため、字幕付きで見たい

●サーティファイ認定試験対策学習の特徴

 サーティファイ(Certify)認定試験とは、ビジネス能力、パソコン(Word・Excel等)のスキルを証明する試験のことです。一般の社員研修や職業訓練などでも活用されており、履歴書にも記載できる知名度の高い資格です。

 試験合格を目指して学習することで基本的な能力が底上げされ、幅広いスキルの習得につながります。

 A-Runの学習の特徴として、外部講師(PC操作の専門家)と、就労移行A-Run職員(障害の専門家)のダブルサポートで、①テキスト(手順書)、②大型モニター(手本)、③口頭説明(補足・助言)、④個別対応(手添え・配慮)など、手厚い支援で基本的な操作を学びます。

A-Runは、サーティファイ認定試験の公式受験会場として認定されています。

受験会場として認定を受けているため、資格取得希望者には普段練習している慣れたパソコン、お好きな日程で受験をしていただけます。

こんな方におすすめ・・・
 ・わからないことを、その都度、聞きながら学びたい ・仲間と一緒に楽しみながら学びたい
 ・私の障害のことを知っている人に教えてもらいたい ・緊張しやすいので、慣れた環境(同じ居室・使い慣れたPC)で試験を受けたい
 ・試験日を自分のタイミングで自由に決めたい ・資格を取るかどうか迷っているので勉強して試験のレベルを知りたい
 ・一般のパソコン教室は高いから、なるべく安く資格を取りたい
取得できる資格

・Word文書処理技能認定試験(1~3級)  ・Excel表計算処理技能認定試験(1~3級)  ・他、要相談  


特徴2.自身の内面に働きかける認知行動療法

 青森市内では、認知行動療法を取り入れている就労移行支援はごくわずか。もともと精神科の治療として用いられたものであり、これらを正しく提供できるのは、元精神科看護師と熟練した支援者がいる就労移行A-Runだけです。

【 認知行動療法 】

 認知行動療法とは、ストレスなどで凝り固まり狭くなってしまった考えや行動を、自身の力で柔らかく解きほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする『心理療法』のことです。主に精神科の治療として用いられていましたが、今ではビジネスやスポーツ業界にも取り入れられている手法です。

 人は、頭に浮かんだ考え『認知』から、『感情』が沸き、『身体』の反応が起こり、『行動』します。

 例えば、会社の先輩に挨拶をしたのに、挨拶し返されなかった。という出来事を経験した場合

(認知)

頭の中で「先輩に無視された。きっと私に怒っているんだ」という考えが浮ぶ

(感情)

悲しい。怖い。不安な気持ちになる

(身体)

息が苦しくなったり、胃が痛くなったりする

(行動)

先輩の方を見られなくなり、避けて過ごすようになる


 

このような悲観的な考え『認知』が浮かぶことで、
先輩を避ける『行動』というネガティブな状況に陥り、
良好な人間関係を築くことが難しくなります。

 就労移行A-Runでは、
この『認知』に働きかけることで
『行動』に変化をもたらすことを狙ったカリキュラム
(認知行動療法)を複数提供しています。

『認知』に働きかける具体的な行動療法

 ・リフレーミング(自己効力感)

 ・アサーショントレーニング(自己表現)

 ・ソーシャルスキルズトレーニング(生活技能訓練)

 ・アンガーマネジメント(怒りの管理)

 ・ストレスマネジメント(ストレス対処法)等

こんな方におすすめ・・・
・自信がなく、人と比べて落ち込みやすい・短所はいっぱい言えるが、長所が言えない(見つけられない)
・人と上手く付き合えない・言いたいことが言えず、遠慮してしまう
・いつも同じことでつまずき、上手くいかない・いつもちょっとした出来事や他人に対し、イライラする

特徴3.リアルなビジネス体験

 様々な専用フロアを活用し、職場実習以外にもリアルなビジネス体験ができるのは、就労移行A-Runだけ。基本的なPC技能を取得できたとしても、それらを実践で活用できなければ宝の持ち腐れ。

 就労移行 A-Runでは、習得した基礎を様々なプロジェクトで活用し、実践的なお仕事体験をしていただきます。

【 OAフロア 】

OA floor

  • 就労移行A-Runでは、一般的な事務室を再現し、その環境下で事務職訓練を提供しています。
  • 環境特有(対面式のデスク)の人との距離感、電話の音、事務機器の操作など、その場で繰り広げられる日常を実感でき、より具体なイメージをもって事務職訓練が行えます。

【 ピッキングコーナー 】

Picking

  • 就労移行 A-Runでは、専用のピッキングコーナーを設けています。
  • 在庫整理や管理、品出し前出し(消費期限のチェック)など、倉庫やスーパー等の作業を想定した訓練が行えます。
  • OAフロアでの事務作業(発注書・請求書等)との連携も行うため、断片的な作業だけではなく全体の仕組みや流れも体験できます。

【 プロジェクト方式 】

Project

  • パソコンスキルやコミュニケーションスキルなど、訓練で得た知識を、どのように仕事で発揮するのか? 資格や知識はあっても活用できなければ意味はありません。そこで、習得した知識を応用できる場として、都度プロジェクトを立ち上げ、数人のチームで仕事を期日までに遂行していくカリキュラムを取り入れています
  • プロジェクトを通して、報告・連絡・相談の励行や優先順位づけ、スケジューリング、仕事の依頼や助け合い、チームメンバーとの良好な関係作りなど、今まで学んだことを活かし達成してく過程を体験していく実践方式です。

●過去のプロジェクト例

①清掃方法と、その手順書作成  ②ピッキング作業に伴うシステムの構築と伝票等のフォームづくり
③ユーザー別のエクササイズの提案と、その提供方法④レクリエーションの企画と、その運営