就労移行A-Run(アラン)とは、どのような施設ですか?

障害福祉サービスで、厚生労働省が管轄している事業。

障害や難病がある方に合った、就職サポートをトータル的に行います。

体調管理・生活リズムの安定・できること/できないことの明確化・社会生活技能訓練(SST)などの認知行動療法・パソコン等のスキルアップ・就活支援・就職後の定着支援などをトータル的に行います。

利用するにはどうしたらいいでしょうか?

まずは、見学・体験利用をお申し込みください。そのうえで、必要な書類や、具体的な利用の仕方をお知らせします。また、福祉サービス利用にあたって相談支援事業所との契約も必要となります。すでに利用されている相談支援事業所があれば、手続等スムーズに行えます。まだ相談支援事業所との契約がない方は、お気軽にご相談ください。

どれくらいの期間通えば就職できますか?

一概には申し上げ難いです。最短4か月で就職する方もいれば、2年目で就職される方もいらっしゃいます。平均的には1年~1年3ヶ月ほどです。利用期間は2年ですが、その方の準備性に応じて期間は変わります。

就職先にはどういうところがありますか?

利用者様の希望や適性に応じた企業開拓をしております。障害者雇用の実績がある就職先としましては、(市/県)行政機関・高齢者福祉施設・地方銀行・運送業・清掃業・スーパーマーケット・その他のサービス業等がございます。

送迎はありますか? ない場合、交通費は自己負担でしょうか?

『一般の企業への就職を目指す』場ですので、送迎はございません。また、交通費も自己負担です。就職したら職場への交通手段を探し、自分のお給料の中で交通費をやりくりします。そのための練習だとお考えください。その際、障害者手帳をお持ちの方であれば、青森市営バスが無料であったり、鉄道会社の割引があったりと様々な制度があります。それらをうまく活用して通っていただきます。

就労移行支援は使う意味がないとインターネットの書き込みで目にするのですが…?

就労移行支援は、平成18年から始まった比較的新しい事業です。その中で一般雇用への移行率は全国平均で約20%強といわれています。そして平成28年度の移行率が20%以上の事業所は、全体の約50%。一方で移行率が0%の事業所は全体の約30%あります。結果を出せている事業所と、結果を出せていない事業所差が激しいことがわかります。当然、就職ができない方の事業所に通ってしまうと「どういうこと?…こんなの通っていても意味ないじゃん」と落胆せざるを得ない結果になってしまいます。そこで重要になるのが『事業所選び』です。就労移行A-Runのスタッフは、過去のキャリアでも就労移行支援で高い移行率を誇る者や、障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)でキャリアを積んだ者が在籍しており、利用者個別の課題解決やマッチングなど、じゅうぶん移行率を上げることができます。

就労移行支援を使った方が良い人とは?

① 障害特性や自身の配慮事項を自分で明確にするのが難しい人

※1,自分の障害特性と企業の業務が、マッチングできるかを確認し合うことが最重要。

※2,障害名だけ言われても、企業側はどんな配慮をすればよいのか判らないため、マッチングできない。

  ② 今すぐ就職するのは、少し難しいな!?と考えている人

※1,体力面で不安がある(週5日間働くには不安or1日8時間働く自信がない)人、ストレス耐性が低い人などが、就労移行支援を利用し、段階を踏むための職業リハビリテーションができる。

※2、仕事上の対人コミュニケーションをとるのは難しいと感じる人が、徐々にストレス耐性を身に付けたり、コミュニケーション・スキルを獲得できる。

  ③ スキルアップしたい人

※1、PCスキルを上げたい人。

※2,基本的なビジネス・スキルを習得したい。

※3,自分が習得したいスキルに合った事業所を選ぶ。

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